銀行印は、銀行口座を作る際に登録する印鑑で、その印鑑と預金通帳があればお金を引き出すことができたり、別の口座に振込みなどができる重要な印鑑です。
日本では自分の財産を守るともいえる非常に重要な印鑑です。

また、実印はローンや会社の設立など、人生の節目になるようなタイミングで使うとても重要な印鑑です。

これら銀行印や実印の価格は、簡単に言うと素材とサイズによって大きく差が出ます。
特に値段が高い素材としては「象牙」や「チタン」といった1万円を超えるものもあります。

ただし、近年は象牙のもとになる像の乱獲が問題で、当サイトでも象牙を扱うお店をできる限り紹介をしていません。

比較的安価なものとしては、古くから工業木材として扱われる「柘(つげ)」と呼ばれる木製の印鑑が安いです。
また、「黒水牛」の印鑑は、耐久性や押印性も高く、比較的リーズナブルに購入が可能です。

ここでは、実印や銀行印の値段をポイントに解説していきます。
実印や銀行印の相場として、どれくらいの価格が一般的なのでしょうか。

銀行印や実印の価格の違い

実印と銀行印を含め、印鑑の価格の差は大きく以下の2つのポイントで決まります。

1、印鑑のサイズ


印鑑は、サイズが小さいと安く、大きいほど値段が高くなります。
また、印鑑の習慣から男性が大きく作る傾向があるので、女性は小さく安くする傾向にあります。

もちろん、あくまでも習慣でしかないので、「手の大きさ」「他の印鑑との差」「好み」で選んで問題ないです。

一般的に認印と混同しないように、認印とくらべ大きなサイズ12.0mmから15.0mmが人気のようです。

男性 13.5mm – 15.0mm
女性 12.0mm – 13.5mm

男性は13.5mm、15.0mm、女性は12.0mm、15.0mmで作ります。
最近の人気は少し小さく、男性13.5mm、女性12.0mmでと手に馴染むサイズのようです。

ちなみに、会社の法人銀行印は一般的に16.5mmサイズが中心のようです。

12.0mm (女性用銀行印)の値段相場

ショップ名薩摩本柘黒水牛彩樺チタン
はんこプレミアム2,3802,9802,5806,800
はんこdeハンコ2,0803,5802,7809,800
いいはんこやどっとこむ1,9802,4802,4805,800
印鑑の匠ドットコム1,6802,4802,0806,980
ハンコヤストアドットコム1,9802,9802,6804,900
平均価格2,1332,5362,6667,426

13.5mm (男性/女性用銀行印)の値段相場

ショップ名薩摩本柘黒水牛彩樺チタン
はんこプレミアム3,0803,8803,5807,800
はんこdeハンコ2,7803,0803,58011,800
いいはんこやどっとこむ2,4803,2802,9806,800
印鑑の匠ドットコム2,0802,8802,4807,980
ハンコヤストアドットコム2,6802,9803,4806,700
平均価格2,7333,4163,3668,880

15.0mm (男性用銀行印)の値段相場

ショップ名薩摩本柘黒水牛彩樺チタン
はんこプレミアム3,2804,2803,2808,800
はんこdeハンコ2,9803,2803,88013,800
いいはんこやどっとこむ2,9803,9803,9807,800
印鑑の匠ドットコム2,4803,2802,8808,980
ハンコヤストアドットコム2,8803,1803,7807,700
平均価格3,1333,9003,81610,380

法人銀行印のサイズ

法人用の銀行印も個人同様に、銀行に登録しお金の出し入れができる重要な印鑑です。
また、個人に比べ移動する金額も大きく頻度も高いため、サイズにも気をつけて作る必要があります。

一般法人、会社の印鑑は印鑑の周囲に会社名を彫るので大きく作る必要があり、印鑑販売ショップの多くは16.5mmより大きいサイズを推奨します。

もちろん会社名によっては長い場合は、16.5mmより大きいサイズでつくることが求められます。
他の印鑑とのサイズのバランスに注意して作ることになります。

2、印鑑の素材

印鑑の大きな金額の差は、素材で変わります。
詳しくは下記にあるので確認ください。

銀行印は「お金」に直結する印鑑になるので、縁起よく高級な素材で作る方もいます。
当方では推奨しませんが、入手が難しい素材の「象牙」は高く、一般に流通している木材系の素材「柘」などは安価です。

実際に銀行では、特段決まりはなく、ゴム印でなければ問題なく登録できます。
予算の範囲で、自分の好みの素材を選ぶといいです。

3、印鑑の彫り方

印鑑の彫り方にも種類があって、「手彫り」「手仕上げ」「機械彫り」という区別が一般的です。

手彫りは職人が1つ1つ彫るので、高くなります。
値段が安い印鑑は機械彫り。

その中間で「手仕上げ」は、「機械彫り」の工程から、最後の仕上げを彫刻刀で人の手による仕上げを行う方法です。

安全面から、銀行印はできれば手彫りがおすすめになります。
銀行印は性質上、お金を動かせる印鑑になるので少しでもリスクを減らすために複製されにくい「手彫り」が好まれます。

とわいえ、現在流通している本数から言うと圧倒的に「機械彫り」の銀行印が多いです。
目立ったトラブルがあるわけでもありませんので、価格差とリスクを自分の範囲で考えるのが良いかと思います。

素材による相場

素材による相場が以下です。
サイズは12.0mm-15.0mmの価格の範囲になっています。

1つの目安として参考にしてください。

柘(薩摩)の銀行印


2000円~5,000円

柘の銀行印は「すべて」といっていいほど、どのハンコ屋さんでも取り扱いがあります。
人気の秘密は、1本千円台でも入手可能な素材でもあります。

ちなみに、安価すぎる品は、柘に似た「アカネ」と呼ばれる木材の場合もあるので注意が必要です。
アカネは東南アジアより輸入する柘に似た素材で、国産の柘よりも品質が悪いです。

できるだけ印鑑文化の根付いている日本国内産の柘を扱っているお店で購入することをおすすめします。
とくに柘が有名な、鹿児島産「薩摩本柘」がよいとされています。

※ 管理人がお手伝いしている多くの会社は柘が多いです。

黒水牛の銀行印

1,500円~5,000円

根強い人気の素材として、黒水牛の銀行印があります。

古くから印鑑の素材として用いられ、他の印材よりも比較的価格が安く、耐久性、捺印性にも優れているためです。
印鑑素材となっていることから、安定した素材の供給ができるようになっています。

黒水牛の銀行印は、コストパフォーマンス抜群の銀行印に最適な印鑑です。

※ 男性個人の銀行印が多いです。管理人も黒水牛です。

オランダ水牛(白水牛)の銀行印

2,500円~10,000円

同じ水牛でも、オランダ水牛(白水牛)の大きな特徴は色です。
これは天然の色合いで、1つ1つの斑の入り方、模様から濃淡まで個体差があります。

お店によって大きくランクわけされていることもあり、一般的には白に近く、模様がないものほど高いです。
ただ、独特な色や模様が美しく華やかに感じる人も多く、一概に「値段」だけで良し悪しが決まるわけでもありません。

相場は黒水牛よりも価値が高く、銀行印の相場は7,000円前後です。

※ 管理人がお手伝いしているいくつかの会社でオランダ水牛を使っています。

彩華の銀行印

1,500円~6,000円

彩樺は木材でありながら耐久性に優れている点が特徴です。
印鑑用に、プレスして硬度をあげているので、高い耐久性が特徴です。

相場としては5,000円前後のものを購入されている方が多いようです

※ 法人では価格が中途半端なのか、見かけたことがない素材です。

チタンの銀行印

10,000~20,000円

チタンの銀行印のメリットは、なんといっても耐久性です。
どんな素材よりもチタンは圧倒的な耐久性があります。

金属ならではの高硬度で、欠けや摩耗がまずありません。
また化学的な安定もあり錆びることも、朱肉がしみこむこともありません。

動物でも植物でもない素材で、綺麗な印影を残すことが出来るのが特徴です。

※ 近年設立している新しい会社に多いです。

最後に

ネットの相場なので、実店舗は少し高い傾向にあります。
値段の安さだけではなく種類も豊富で、近頃は銀行印を作成にネットを利用する方も増えています。

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