会社の設立時に必要になるのが印鑑です。
日本は印鑑社会で、重要な書類には必ず印鑑が必要になります。
絶対に必要なものは、法人の実印(代表印)と、銀行口座用の銀行印。
あとは、さまざまな書類に利用する角印です。
これら3本は必ず必要になります。
しかし、場合によっては2本でいいこともあるし、ほかにも印鑑があったらいいなということもあります。
ここでは、会社印鑑についてどのようなものを作ればいいのか紹介します。
このページに書いていること
必要な印鑑
会社に絶対に必要な印鑑は法人の代表印1つだけです。
ただ、日常の利用でつかう印鑑は5種ほどあります。
すべて代表印(実印)で対応は難しいものです。
ここでは必要な印鑑を紹介します。
会社実印
代表印とも言われ、企業間の取引契約書、法務局に届ける印鑑として使います。
基本的には保管しておくことになり、日常使いはしません
しかし会社設立に必ず必要な印鑑です。
銀行印
実印と分けておくべきは銀行印です。
口座開設の際に銀行に届けておく印鑑です。
実印を併用することができますが、何かあった際に問題が大きくなるので、銀行印は作っておくべきです。
会社の角印
日々の領収書や請求書といった、社外へ出す文章などに使う角型の印鑑です。
請求書などは角印がないと認められない会社も多く、お付き合いする会社によっては作っておくべきものです。
以上、銀行印、角印と実印を含めた3つは、会社の設立時に作っておくべき印鑑です。
会社の認印
各種書類に、実印ではなくてもよい場合に用いられる印鑑です。
実印はそれほど頻繁に利用することはないので、特に会社の規模が大きい場合は認印を作っています。
小規模な事業所だと、わざわざ作るところも少ないです。
ゴム印
重要ではないけど、あると便利な印鑑はゴム印です。
代表的なゴム印は、会社の名称、住所、電話番号をまとめたゴム印は、封筒、FAX、領収書などに使うことが多いです。
ゴムなので簡易にオーダーメイドで作ることができます。
定型の文字を頻繁に使用する場合はゴム印を作っておくと便利です。
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各種通販サイトでは、セット販売をしているので、一緒にまとめて作るとよいです。
サイズを分けて作ることができる
デザインが統一できる
セット割引が利用できる
銀行印を後から作るとなると、字体や素材が異なってしまいバランスが悪くなることもあります。
まとめて作ることで割引もできるし、会社印鑑として統一感を出すことができます。
作る際はまとめておくといいです。
会社印鑑の素材
人気の素材は以下です。
- 柘(つげ)
- 彩樺(さいか)
- 水牛
- チタン
それそれに特徴が分かれています。
柘(つげ)は印鑑素材の中でもっとも安価なものです。
法人の印鑑はセットでも1万円はかかるので、初期の出費を抑えたい人に人気です。
彩樺(さいか)は木材を高圧処理して強度を高めている素材です。
印鑑のために作られた素材で、色味も美しいのが特徴。
柘(つげ)よりも高級感がほしい人に人気です。
水牛は古くから印鑑として人気のある素材です。
高品質で高級感もある会社印鑑になるし、なじみもあるので人気です。
人前で印鑑を使うのであれば、水牛だと安心です。
スタイリッシュなデザインと耐久性で人気になっているのがチタンです。
軽い金属で、落としてもかけることもなく耐久性はとても高く、印鑑に適している素材です。
お勧めとしては「水牛」。
この素材で作っておけば、人前で捺印することがあっても、人目を気にすることなく堂々と捺印ができます。
おすすめのセット
実際に会社印鑑セットを購入するなら以下の組み合わせで購入しましょう。
実印+銀行印+角印の3本セット
もっともシンプルな3本のセットです。
基本的にこの3本があれば大丈夫です。
実印+銀行印の2本セット
会社を設立する際に最低限必要となる会社印鑑です。
請求書、納品書などの書類を出すことがない会社であればこのセットがお勧めです。
会社実印と銀行印は、設立時からずーっと付き合います。
長く使い続けることになるので、耐久性を考えて作っておくといいです。
実印+銀行印+角印+認印の4本セット
会社実印や法人銀行印とは異なる認印を足したセットです。
すこし小さ目の認印を利用することが前提になっている場合は作るといいです。
最後に
会社設立時に一緒に作っておくことになるのが、実印と銀行印です。
法務局は届出がないと会社になりませんし、銀行とお付き合いがなければお金のやり取りもできません。
少なくともこの2本は一緒に作ることで、割引にもなるので、最初に作ることをお勧めします。