チタン印鑑の彫りはどうやっているの?
最近人気が高いチタンの印鑑ですが、その性質は錆びにくく、耐食性に優れています。
重厚な金属の色合いがスタイリッシュでありながら、鉄の1/6という軽さも人気の秘密です。
最近では幅広い年齢層、個人も法人にも受け入れられているようにも感じます。
ただ、従来の素材は主に固い木や牛の角といった比較的柔らかい素材で、1つ1つ彫りを入れて作る職人も多くいました。
チタンは金属で、なかなか彫りが大変です。
そんな硬くて丈夫なチタンの印鑑はどのように彫られているのでしょうか。
彫りの違いによる価格差も見えてきます。
このページに書いていること
木製や角とは違う加工が必要
チタンは金属の中ででみると、やわらかい部類に入りますが、とわいえ硬い「金属」であることは変わりありません。
そう簡単に傷がつくこともありません。
木や角などの素材に比べると、とても固く、従来の印鑑彫刻機で彫ることはできません。
そこで、機械メーカーが様々な印鑑彫刻機を製造し、印鑑作りをサポートしています。
チタン印鑑の彫り方
印鑑の彫り方としては大きく2種類あって、従来通り職人が1つ1つ手で彫りこむものと彫刻機で彫り入れすることです。
機械も進化していて、種類も多くあります。
それぞれのメリットとデメリットを紹介します。
職人の手彫り
木製の印材や、角などの印材と同様に職人がチタン印鑑にも彫を入れます。
メリットは職人の技術がとても高いので、オリジナリティがあり、彫の深さ、印影にも厚みが出る印鑑になります。
機械ではできない、風合いが出るのも魅力です。
デメリットは時間がかかることと、費用もかさみます。
また職人により個性・技術も異なり、価格と価値のバランスがわかりにくいのも特徴です。
こだわりが強い方、職人に任せたい方にはおすすめです。
レーザー加工機
機械彫刻の1つです。
従来のレーザーよりも出力が強く、微細加工もできる彫刻機が開発されていて、それによりチタン印鑑を彫ります。
メリットは早く、安くできることです。
職人としての技術はそれほど求められないので、安く、間違いなく彫ることができます。
デメリットは、デザイン性です。
書体の違いは細かく実現されますが、機械は一定の深さになり忠実に彫ることができるので、人間的な彫にある、微細な濃淡というかいわゆる味わいがないです。
精密部品を作る機械
機械彫刻の1つで、ドリルで彫りこむタイプです。
レーザー加工機とメリット、デメリットに違いはありません。
職人の手彫りほどこだわりがなく、安価に早くほしい方は機械がおすすめです。
もちろん機械で彫るといっても、最後はしっかりと人の目と手で仕上げていますので、安心です。
チタン印鑑の特徴
チタン印鑑を検討されている方にわかりやすく特徴を説明します。
チタンは、これまでの定番印材である牛の角、木材にはない4つの特徴があります。
- 金属の美しさ
- 燃えない
- 傷がつきにくい
- 水洗いできる
金属の美しさ<
チタン印鑑の多くはブラスト加工という表面に細かな凹凸をつけているものが人気です。
金属にしかだせない特別な光沢感があります。
燃えない
純粋なチタンの融点は、1668℃です。
日常生活では考えられない高温で、一般的な火災でも1000℃ほど。
万が一火災が発生しても印鑑は燃えずに残っていると考えられます。
一生使える印鑑と言えるます。
傷がつきにくい
チタンは金属の中では柔らかい部類に入りますが、金属は金属です。
滅多なことで傷がつくことはありません。
その軽さと強度から、飛行機などの輸送機に多く用いられます。
また軽いので、落下しても衝撃は弱く日常の使用でかけたり摩耗することは考えにくいです。
長年使用しても、摩耗せず用いることができます。
水洗いできる
金属だからこそ可能になるのが、水洗いできることです。
角、木材では朱肉がしみ入り、変色や劣化の原因となります。
しかしチタンはそのまま水洗いができますし、化学的に安定しているので、水分が少し残ってもサビなどの変化はありません。
耐食性がとても高い金属で、長く使うにはとても良い素材です。
チタン印鑑の彫りの違い!そしてアタリによる運勢アップの方法とは
チタン印鑑のアタリについて
印鑑の上と下を記すためのものを「アタリ(あたり)」と言います。
削ってくぼみを付けたり、しるしとなる突起物を埋め込みます。
チタンでは、削るよりも石などを入れることが多くなっています。
ちなみに、この「アタリ」があればいちいち彫られている面を確認することなく捺印ができるので便利です。
アタリの価格
多くのネット通販ショップでは、天然ジルコン石かスワロフスキー社製人工クリスタルガラスをつけるサービスを実施しています。
また、サイズの規格も多く、扱いやすいという面もあります。
追加料金で1000-3000円が相場です。
運勢をあげる誕生石のアタリ
最近はアタリに誕生石をつけるサービスをするショップも出てきています。
「生まれた月の宝石を身につけると幸せになれる」
をコンセプトに宝石の組合が統一をしているものです。
その誕生石は誕生日を祝福するの石で、生まれた月により決められています。
1月ガーネット
2月アメシスト
3月アクアマリン
4月ダイヤモンド
5月エメラルド
6月パール、ムーンストーン
7月ルビー
8月ペリドット
9月サファイヤ
10月オパール、トルマリン
11月トパーズ
12月タンザナイト、トルコ石
加工の都合で似た石や近い石を入れることもあります。
宝石にはそれぞれに古い歴史があって、その美しい色や見た目から言い伝えも多く残っています。
その逸話をもとに、生まれた人々の守護石として、宝石に想いが込められています。
この石の逸話がもとになって、1912年に宝石組合で現在の誕生石が統一されました。
風水に基づいた印鑑の色の選び方
チタン印鑑はどうしても金属的な色になります。
運気にとても密接な色のアタリをつけてみてはいかがでしょうか。
金運アップの色は【ゴールド・黄・白】
恋愛運アップは【ピンク・白・淡いビンク・シャーベットオレンジ】
仕事運をあげたいときは【濃紺・青】
健康運は【緑・黄緑】
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