「認印」というととても幅広い用途で使われることが多いですよね。

仕事でも、家庭でもさまざまなシーンで「ハンコください」といわれることが多いです。
面倒な人はシャチハタや三文判で代用している人もいます。

ただ・・・実際シャチハタ、三文判が認印として用いていいのでしょうか。

ここでは、家庭、職場で求められる認印、シャチハタ、三文判についてまとめています。
用途がわからないような場合ぜひ参考にしてみてください。

また最良の認印を作る方法も紹介しています。

認印とは

そもそも、認印とは、一言で言えば「署名」です。

日本を始め、東洋には古くから「印」を用いる文化があり、印をすることでその持ち主が認めた文章ということになっています。
現代の日常生活でも認印を捺印すれば、それに署名したということで、その人の意思をあらわします。

●実印は役所に登録するもの
●銀行印は銀行用に使うもの

として、


認印はそれ以外の用途すべてに使っている印鑑です。

もっとも用いることが多く、さらに100円ショップで販売されている安価なものでも、シャチハタでも問題ない場合もあります。

ただ、用途の幅が広く、どこまでシャチハタや三文判が許されるのか気になるところでもあります。

仕事でも、家庭でも、重要契約な契約でも認印は必要ですし、ちょっとした回覧板や町内会の出欠といったそこまで本人確認が必要ではないものあります。

「認印でも構いません」といっても、どこまでシャチハタや三文判が通じ、しっかりとした印鑑を用いる必要があるのでしょうか。

より具体的に説明します。

家庭内での利用する印鑑

個人で使う家庭の印鑑にはさまざまな印鑑があります。

実印、銀行印、認印。
また認印でも三文判、シャチハタをどこまで使えるのでしょうか。

実印

個人の「ハンコ」の中でもっとも大切な印鑑です。
「実印」とするハンコは、法的な効力を持った書類に必要とされます。

このハンコを利用するときは、何かしら大きな買い物をしたか法的な約束事をかわしている可能性が高いです。

ハンコを実印とするには、市区町村の役所で印鑑登録をしなければいけません。
引越しで住まいが変わったり、結婚で苗字が変わる場合も手続きが必要になります。

役所に登録することで、印鑑登録が済みます。
申請すればその印鑑証明書を発行でき、晴れてそのハンコが「実印」となるわけです。

「実印」を使うシーンとして、登記が必要になる不動産の売買や車の契約が一般的です。
また会社の設立時、遺言作成など公証役場での書類にも求めれれます。

日常で使うことはないと思いますが、特別な契約の際に、求められるので大切に保管しておく必要があります。
自分の権利や財産にかかわる書類に使うハンコが実印です。

実印の用途について詳しくはこちらにまとめています。

銀行印

銀行印は、その名のとおり銀行に口座を作る時に登録する印鑑です。

実印は役所に登録するのに対し
銀行印は銀行に登録します。

「銀行に登録」といっても厳しいルールはなく、実印で用いたハンコを銀行印として登録してもいいですし、大量生産の三文判でもいいです。

もちろん、銀行に登録するハンコは、お金に直結するハンコなので、一般的な認印より重要度は高いです。
銀行印と通帳がそろうと、その口座からお金の引き出しも可能になっているので、しっかり管理する必要があります。

またもしものことを考えると、実印と銀行印を一緒にしてしまうと、権利からお金まで誰かに成りすまされる可能性もあり危険です。

可能であれば銀行印は、ほかのハンコと兼用せず、別の印鑑にして保管することが望ましいです。

シャチハタ

家庭で印鑑を求められると時に、頻繁に使うのがシャチハタです。

シャチハタとは、インクが浸透する印鑑のことではなく、その製造メーカーがシャチハタです。

朱肉がなくても、さっと捺印できるので便利なんですが、その分、安易なので実印や銀行印にはできません。
窓口でNGをされます。

そのほか保険の契約やローンなどにも使えないです。

その理由はシャチハタはゴムでできているので、将来磨耗や乾燥で印影が変化する可能性があります。
さらに大量生産しているので、同じ印影がすでに大量に出回っているわけです。

「はんこプレミアム」は仕事用の少し高級感のあるシャチハタが作れます。

三文判

三文判はシャチハタほどではないにしても、大量生産に変わりなく、すでに「複製」されているハンコです。

実印では拒否されることが多く、したがって、シャチハタや三文判は認印として用いる範囲としては、郵便や宅配物の受け取り、回覧など責任の重くないサインにだけ使用することが望ましいです。

一般的な認印

では、一般的に個人が家庭で認印を使う場合はどのようなケースがあるのでしょうか。

宅配物の受け取りや回覧板、学校の連絡帳程度は、シャチハタや三文判でいいとして、それ以上に責任の重い意思を示す印鑑です。
以下のシーンではシャチハタや三文判を使わずしっかりとした認印を使いましょう。

具体的には、

  • 申込書や契約書
  • 履歴書
  • 婚姻届など役所への届出
  • 保険などの契約

などの場合は認印にて押印しましょう。

実印を求められないにしても、さまざまな保険や不動産の賃貸契約、ローンなど、かなり重要な契約に認印は必要になります。

「印鑑を押す」という行為は、「書類に書かれた内容に同意し承知しました」という明確な意思表示になるので、しっかりとした自分だけの認印は必要になります。

会社での認印の利用

会社・職場でもさまざまな書類手続きで、ハンコを求められます。

会社の設立時や登記の変更以外に「実印」を用いることはありませんし、よほどのことでない限り銀行印も不要です。

しかし、認印は頻繁に求められます。
特に立場がある人は、その書類の決裁として求められることが多いです。

そこで、「目を通しました」「認めました」ということをあらわす「認印」ですが、どこまでシャチハタや三文判が許されるのでしょうか。

大きく分けて

●対外的な書類、長く残す書類、正式な書類、自分が決裁した書類はしっかりした「認印」を使う
●日常業務で、目を通したとか、支持される側で目を通したレベルはシャチハタや三文判でもかまわない

というわけ方です。

ほかの会社に出す見積もりや納品書の書類にはしっかりとした書類はオリジナルの認印が望ましいです。
もちろん正式な決まりはなく社内にある、なんとなくのルールに沿えばよいです。

正しく認印を作る方法

ここまでのとおり認印は日常的に使う頻度が高いハンコです。

1つはしっかりしたものを作っておくことが望ましいですよね。
家庭では保険などの契約に使いますし、仕事では書類の認印として使います。

さすがにシャチハタや三文判では、書類への意識の低さがみえてしまいます。
認印は価格帯が低く使いやすいものが良く、ボーペンのように文房具の1つとして持ってべきです。

認印の書体

認印の書体は、誰にでも読みやすい字体がよいです。

性質上「確認しました」という意思をほかの人に伝えるために使うので、このハンコが誰のものなのかすぐにわかる必要があります。
形を崩さず、読みやすい印がおすすめです。

職場で使う場合のサイズと素材

仕事上のサイズは気をつけましょう。

暗黙のマナーとして、上役が大きな印鑑を使うということになっています。
どんどん上司に上っていく書類などは、違う部署の部長なども目を通すことがあり、肩書きに合わないサイズでは職場に示しがつきません。

たとえば、新人社員が上司より大きな印影だと生意気と移るし、上司が常に小さいハンコだと部下が気を使います。

もちろん、ルールがあるわけでもないし、古い習慣でしかないです。
印鑑を使うということは、そのような古い習慣も知っていて使うことが求められるわけです。

一般的なサイズとして、新人は~10.5mmくらいのものが無難です。
新人でしたらシャチハタでもいいでしょう。

そこから立場とともに少しずつ大きくしていき、役員、部長クラスで13.5mmを目指すのがイメージです。
まあ・・・あまり大きすぎると欄からはみ出してしまいかっこ悪いので、職場の書類にあわせることがいいです。

素材は、新人レベルであれば安価なプラスチックやアクリルなどで充分です。
そもそも、自分から書類を発信することはないので押しやすさ重視です。

その後、比較的安価な木材に移り最後は、水牛の角へとかえるのがベストです。
このように、職場では場合によって使い分けられるよう、きちんとした認印とシャチハタを用意しておくとよいです。

安価にはんこを作るなら「はんこプレミアム」がおすすめです。

最後に

印鑑の違いを正しく知っておくだけで安心して暮らせるし、ほかの人への評価にもつながります。

100円ショップの印鑑、シャチハタは配送や支持された書類の確認程度にして、しっかりとした「認印」を持つことをおすすめします。

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